家にはマルチーズが一匹いる。

リサスという名前だ。

この犬を飼う前にはプラナーダがドリという、白いマルチーズとプードルの雑種を飼っていた。

ドリがいなかったら私はスペインに来ていなかった。

ドリがいたからスペインに住み始めたといっても過言ではないくらい、ドリと私の関係は強い絆で結ばれていた。

ただひたすら私のことを待っている犬で、普段は女王様タイプの13歳の老犬だったので、他の人にはなかなかなつかなく、「性格がねー」とか言われていた。

1年一緒に暮らして、私の腕の中で息を引き取った時は、もう、悲しくてかなしくて毎日泣いた。

だからその4ヶ月ほど後にリサスを買った。

私が初めてスペインでグループをして稼いだお金350ヨーロで。

ドリに似た犬を探して、リサスに巡り会い。ドリーDORIの「リ-RI」の字を取ってRISASという名にした。

リサスが来てもドリのことを思い出して、かなしい時も沢山あった。

リサスはドリの変わりに買ったのに、ドリとは全然に似ていなくて、

今から思うと数年はドリの方が良い!と思っていたかも・・・。

 

リサスはラフターズという意味。

沢山笑えるようにこの名前にした。

本当にその名前の通り腹を抱えるほど笑わせてくれることがある。

リサスは結構なキャラクターだ。

ペットショップでマルチーズの雌をと探していたら、もう1匹候補がいた。

少しクリームがかったリサスより一回り小さい犬で、静かなエネルギーでこちらが落ち着いた。抱っこしてるうちにすーすーと眠った。

迷いにまよって、その日は決められずに引き返した。

そしてうるさいくらい毎日プラナーダにどっちにしようかと相談し、

数日後、うるさいと言われ、やっとペットショップに電話して、もう1度見に行ったらクリームはいなくて、どっちみちプラナーダは活発で面白い行動をとる白いリサスが欲しいと言ったので、連れて帰ったきた。

 

リサスはベットの下が好きだ。

夜私たちがベットに入ると、リサスもベットの下に潜り込んで、くーくーっといびきをかき始める。

昼寝をしている時はいびきはかかない。

(なぜ?)

 

夏の終わりにポルトガルからスペインに帰ってきたら、目にメンボができて、まだ治っていない。

リサスは一人で置いておかれるのが嫌いだ、だから、今回の出張に来る時も、後ろ髪を引かれる思いってやつで、悲しかった。

だけど、

犬ってやつは不思議な存在で、別れる時は非常に辛いが、こうして離れて出張に来てしまってると、このスペースを楽しんでる。「リサスも他の家族と幸せにしてるんだから私も楽しもー。」って思える。

そして、迎えに来るのを待っててくれるのもうれしい。(時々、どこ行っとったの?なんで帰って来たの?ってエネルギーの時もあるけど・・・。)

 

買った時は3ヶ月だったけど、実はパスポートの誕生日を偽装されていて、実際生まれた日よりも1ヶ月早くパスポートには書いてあった。

(ヨーロッパの規則では動物の売買は2ヶ月以上経たないとできないらしいよ。)

だから、1ヶ月の時にもう母親から離されたリサスは以上に一人でいることを嫌がる反面、ベターッとくっつくのも嫌がる。

ただ、同じ空間にいるということが好きみたいだ。

 

そんなことを考えると、

たかが犬だけど、一緒に生活するだけで、すごい勉強になる。

多分、他の動物でも同じだろう・・・。

生きているものと生活して行くことって、人間も含め、

沢山の愛を、温かさをシェアしていくことで、

こんな寒いスペインの北方のPAIS VASCOなどに来ると、よけい恋しくなるわけだわね・・・;)

 

warmness of the life*** kamala

 

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